ひとつ前のブログで、友人がコロナに感染した時の経緯をブログに書きました。
今回は、私が友人から聞いた感染した時の様子や生活を書きます。
コロナ症状初期
軽い微熱があったが、ニュースで報じられている様な「嗅覚・味覚障害」や「倦怠感」がなかったので友人は風邪かなにかかと思っていた。
一応会社に連絡をし大事をとって会社を休むことにした。
次の日熱が37度を超したが、熱がある以外は体調の変化はなかったという。
友人はお母さんと妹さんの3人暮らし、大事をとって個室にこもる隔離生活を始めた。
食事も別々で個室に持ってきてもらい個室で一人で食べる。
トイレも幸い2つあるので、別々に使用する。お風呂は1つなので、最後に入るという生活スタイル。
2日間熱が下がらないので、最寄りの保健所に相談をすると近くの「指定診療・検査医療機関」を紹介される。
「指定診療・検査医療機関」に電話をして、事情を話すと検査の予約日時の予約をすることになった。
医療機関によるコロナ検査
指定の日時に車で行く。
完全防備した医療関係者の指示により所定の場所に車を止めて、所定の部屋に入る。
そこで、「PCR検査」と「抗原検査」を行い家路につく。
費用は無料。
結果は電話で知らせるという。
次の日、結果の連絡がある。
結果は、陽性だった。
ホテル療養と病院療養
友人のお母さんと妹さんは、濃厚接触者扱いになります。
お二人は、持病があったので指定病院に入院になります。友人は持病が無いので、ホテル療養になります。
ホテル療養と病院療養の違いは、管理の問題です。当然ですが病院の場合は、規則正しく検温や巡回があります。
ホテル療養の場合は、自己で検温や体調管理を行い保健所からの電話で毎日報告します。
ホテル療養の日々
友人が療養したホテルは、全館コロナ患者専用だったようです。
中には一般客ともちろん隔てですが運営する場合もるようです。
タイプはビジネスホテル型。ベット・ユニットバス・ミニ冷蔵庫・テレビ・Wi-Fi環境。
基本各部屋で過ごし、許可なく部屋以外に出てはいけないルール。
食事は?
食事は3食ともお弁当になります。
決まった時間になると館内放送が流れ、準備が整うまで部屋から出ない様に注意連絡がします。
その間にホテルのスタッフさんが、決められた場所にお弁当や飲み物をテーブルに用意されます。
用意が出来るとまた館内放送で、準備が整ったことのおしらせがあります。
これが3食続きます。
食事は、一番の楽しみでしょうから続々と感染者が部屋から出てきます。
みな感染者なので、気を使うことは無いようですが異様な光景だと友人は言っていました。
飲み物は、500mlペットボトルで種類は「お茶」「水」「コーラ」「スポーツ飲料」で飲み放題。
一番の人気は「水」だったと言っています。どうしても、味覚障害の人が多いらしくそのたの飲料を飲んでも味がしないので、脳が戸惑うようです。
それで結局「水」を選ぶ人が多かったようです。
お風呂は?洗濯は?
お風呂は室内のユニットバスを使います。
洗濯は、館内にコインランドリーがあるんですが使用禁止。
必然的にお風呂場で洗濯することになりますが、一日中部屋の中での暮らしですので洗濯物は下着くらいしか基本でません。
もちろん、洗濯物を干すのも部屋か風呂場になります。
1日の過ごし方は?
基本何もないです。体調が悪くならない限り。
検温と保健所からのヒアリングはあります。
テレビを観たり、ネットしたり、読書したりと部屋に居れば制限はないです。
巣ごもりが苦でない人は耐えられるでしょうけど、アクティブな人は窮屈に感じるでしょう。
その後
友人は2週間のホテル療養を経て、自宅療養になりました。料金は無料。
妹さんも、ほどなく自宅療養。
しかし、お母さんは病状が悪化して帰らぬ人になりました。
大きな病院で入院していまして、そこの看護師さんが非常に良い人で忙しい中時間を見つけては妹さんのLINEで、お母さんと面会させてくれたそうです。
お母さんは重篤状態なので話すことは出来ず、友人と妹さんの問いかけにうなずくのが精一杯だったそうです。
コロナで亡くなると病院からすぐに火葬場に移動されて、お骨になってはじめて自宅に戻れるのがおおいのですが、今回友人の場合は病院と葬儀屋さんの計らいで病院を出る少しの時間を割いてくれて最後のお別れが駐車場ですが数分できたそうです。
恐らく特例だったと思います。友人は感謝していると言っていました。
余談ですが、葬儀屋さんも何社か選べるシステムだそうで
余談ですが葬儀屋さんも何社か選べるシステムだそうで、金額は100万円以上だそうです。お高いですけど葬儀屋さんのリスクを考えると仕方ない料金なのかもしれません。全て、家族の代行をしています。
最後に
変異株によって、感染者が増えるかもしれません。マスクしていても、感染すると言われています。
友人もまたコロナに感染する可能性があると警戒しています。
何よりも「自分が、お袋を殺した」と言っています。
私たち友人たちは、電話ですが自分を責めない様にと仕方ない事だと伝えています。
適切な言葉もアドバイスも出来ず、不甲斐なさを感じています。
友人と実際に会うのも控える状況で、友人のお母さんにお線香もあげられていません。
友人の心の傷がもう少し癒えるのと、コロナ感染が落ち着くまで待とうと友人達と話しています。
最後にコロナに感染して、家族を失った彼の印象的な言葉があります。
「感染者の数が減っても、ゼロでなない。確率は低くても感染する人が必ずいる。感染したら大変だよ。だから、俺の様にならない様に気を付けてほしい。」
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